電力会社の乗り換え先を探すとき、最初に知っておきたいのは「どの家庭でも一番安くなる会社」は存在しないということです。
同じ会社でも、住んでいるエリア、毎月の使用量、電気を使う時間帯で請求額の順位が入れ替わります。
「基本料金0円」や「割引キャンペーン」の一部分だけで選ぶと、今より高くなることもあります。
このページでは、2026年10月に各社の公式サイトで確認した料金条件をもとに、乗り換え先の候補6社を比べています。
あわせて、乗り換えで損をしやすいパターン、手続きに必要な番号、解約金や市場価格の変動といった注意点も載せました。
乗り換えで電気代が下がる家庭と下がりにくい家庭


下がりやすいのは「今のプランが暮らしに合っていない」家庭
乗り換えで電気代が下がりやすいのは、今の契約と電気の使い方がかみ合っていない家庭です。
たとえば、地域の大手電力の従量電灯は、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価が上がる3段階の料金になっています。
毎月の使用量が多い家庭は、単価が一律のプランや、夜や昼の単価が安いプランに替えるだけで差が出ることがあります。
在宅勤務で昼に電気を使う家庭や、食洗機や洗濯乾燥機を夜にまとめて回せる家庭も、時間帯で単価が変わるプランと相性が良い傾向があります。
使用量と時間帯の2つが分かれば、候補はかなり絞れます。
下がりにくいのは「旧プラン」と「使用量が少ない家庭」
反対に、乗り換えても下がりにくい家庭もあります。
1つ目は、すでに新規受付が終わった割安な旧プランを契約している家庭です。
とくにオール電化の旧プランは夜間単価が安く、一度解約すると同じプランには戻れない場合があります。
2つ目は、一人暮らしなどで使用量が少ない家庭です。
使用量が少ないと単価の差が金額になりにくく、契約手数料がかかる会社を選ぶと、手数料の分だけ元を取れないこともあります。
旧プランを契約中の方は、新しい会社の申し込みより先に、今の請求額と試算額を並べてください。
電気の品質と停電のしやすさは変わらない
どの小売電気事業者と契約しても、家に電気を届ける電線やメーターは、地域の送配電会社のものをそのまま使います。
リボンエナジーやネット電力の公式サイトも、切り替えで停電が起こりやすくなることはないと案内しています。
変わるのは、料金の計算方法、支払い方法、割引やポイントといった契約の中身です。
資源エネルギー庁の登録小売電気事業者一覧には、令和8年9月30日現在で823事業者が載っています。
申し込む会社がこの一覧に載っているかは、契約前に一度確認しておくと安心です。
新電力の撤退が続いた理由と、避けたい会社の見分け方は別の記事にまとめています。

乗り換え先の候補6社を料金のしくみで比べる
ここからは、乗り換え先の候補を6つ紹介します。
順位は、料金のしくみの分かりやすさ、解約金の有無、対応エリアの広さをもとにエネカエ編集部が付けたもので、どの家庭でもこの順に安くなるという意味ではありません。
単価やキャンペーンは月ごとに変わるため、申し込み前に公式サイトの最新の料金とシミュレーションを確認してください。
1位:リボンエナジー

乗り換え先として見ると、リボンエナジーは毎月の基本料金も燃料費調整額も0円で、単価が市場価格に連動する会社です。
マイホーム、ファミリー、ペット、オール電化、太陽光、蓄電池、EVの7種類の割引があり、当てはまる条件が多い家庭ほど割引が重なります。
公式サイトでは、2025年9月1日から終了日未定で、利用開始から6か月分の使用量に1kWhあたり0.55円(税込)を割り引くキャンペーンを案内しています(2026年10月時点)。
- 解約金と契約期間:初期費用、解約金、契約期間の縛りはいずれもなし
- 対応エリア:北海道から九州までの9エリア。沖縄は対象外
- 支払い方法:クレジットカード、Apple Pay、Google Pay
- 注意点:市場価格が上がる時間帯は単価も上がる。マイページで安い時間帯を見て、家電を使う時間をずらせるかが分かれ目
基本料金0円のしくみと「怪しい」と言われる理由は、個別の記事で確かめられます。

2位:オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは、英国発のエネルギー会社と東京ガスの合弁会社が運営する電力会社です。
オール電化の家から乗り換える場合も選択肢があり、夜間の単価を下げた「オール電化オクトパス」と、9時〜15時の単価を下げた「オール電化オクトパス-サンシャイン」から選べます。
公式サイトでは、GMOリサーチ&AIの「電力会社 小売」顧客満足度ランキング(2026年3月)で総合満足度1位になったと紹介しています。
- 解約金:原則0円(解約金・違約金とも発生しないと公式FAQに記載)
- 対応エリア:沖縄県と離島を除く全国
- 特典:紹介で8,000円分の電気代割引が受けられる「タコ友」制度がある
- 注意点:単価はエリアとプランで違う。サンシャインは給湯器の沸き上げを日中に設定変更できることが条件
なぜ安いと言われるのか、プランごとの違いは解説記事で確認できます。

3位:リミックスでんき

リミックスでんきの家庭向けプラン「Styleプラス」は、基本料金0円の市場連動型です。
料金は、30分ごとに変わる「電源調達料金」と、エリアごとに毎月固定の「固定従量料金」を足して計算します。
公式サイトに載っている固定従量料金単価(税込)は、東京電力エリアで17.61円/kWh、関西電力エリアで16.65円/kWhです(2026年10月時点)。
- 解約金:基本料金と解約手数料はともに0円
- 対応エリア:公式の料金表は北海道から九州までの9エリア
- 便利な機能:「でんきアラート」で翌日までの30分ごとの単価をスマホに通知
- 注意点:オール電化専用プランはない。固定従量料金に電源調達料金が上乗せされるため、表の単価がそのまま請求単価にはならない
契約前に知っておきたいデメリットは、リミックスでんきの記事で詳しく確認できます。

4位:Looopでんき

Looopでんきに乗り換えると、契約するのは「スマートタイムONE」という市場連動型プランで、電源料金の単価が30分単位で動きます。
一般的な基本料金の代わりに「制度対応費」がかかる料金の組み立てで、公式サイトには上限単価の設定があると書かれています。
専用アプリの「でんき予報」で、単価が安い時間帯を前もって確認できます。
- 解約金:解約手数料0円、契約期間の縛りなし
- 対応エリア:沖縄電力エリアまで対応。ただし沖縄だけは基本料金が別途発生
- 注意点:Looopでんき自身が公式サイトに「大手電力のプランより高くなるリスクもある」と書いている。夕方の高い時間帯に使用が集中する家庭は注意
制度対応費や電源料金がどう積み上がるかは、Looopでんきの個別記事で計算例と一緒に載せています。

5位:idemitsuでんき

出光興産のidemitsuでんきは、一般家庭向けの「Sプラン」と、深夜が安い「オール電化プラン」を出しています。
車を持っている家庭は、2つのプランのどちらでも「クルマ特割」を付けられ、ガソリン車は月100Lまで1Lあたり2円引き、EVは電気料金が毎月200円引きになります。
ガソリン車なら月100L上限で月200円、EVなら月200円なので、公式サイトが示すクルマ特割の値引きは年間2,400円になります。
- 対応エリア:北海道から九州までの9エリア
- ガソリンコースの条件:登録した「特割カード」で出光のサービスステーションで支払うこと
- 注意点:燃料費調整額と再エネ賦課金は別にかかる。乗り換え前に、解約手数料がどうなるかを公式FAQのNo.5776で読んでおく
6位:楽々でんき

楽々でんきは、株式会社エクスゲートが運営する「楽々サービス」の電気です。
新生活向けの「新生活安心プラン」、オール電化向けの「オール電化プラン」など複数のプランがあり、公式の料金表は北海道から九州までのエリアごとに分かれています。
公式サイトによると、関東エリアの新生活安心プランの電力量料金は一律27円/kWh(税込)です(2026年10月時点)。
- 契約条件:新生活安心プランは契約時に手数料3,850円(税込)が必要で、契約は2年ごとの自動更新、期間の途中で解約すると5,000円の解約金が発生
- 上乗せされる費用:プランやエリアにより、市場電源調達調整費や燃料費調整額が加算される
- 注意点:ほかの5社と違い、初期費用と解約金がかかる。2年以内に引っ越す予定がある家庭は、解約金込みで比べたい
6社の契約条件を一覧で比べる

| 電力会社 | 料金のしくみ | 解約金 | 沖縄 | オール電化向け |
|---|---|---|---|---|
| リボンエナジー | 市場連動型・基本料金と燃料費調整額0円 | なし | 対象外 | オール電化割引 |
| オクトパスエナジー | プランごとの単価(夜型・昼型あり) | 原則なし | 対象外 | 専用2プラン |
| リミックスでんき | 市場連動型・基本料金0円 | なし | 料金表なし | 専用プランなし |
| Looopでんき | 市場連動型・制度対応費あり・上限単価あり | なし | 申込可(基本料金あり) | 専用プランなし |
| idemitsuでんき | Sプラン・オール電化プラン | 公式FAQで確認 | 対象外 | オール電化プラン |
| 楽々でんき | プランごとの単価+調整費 | 5,000円(契約手数料3,850円) | 料金表なし | オール電化プラン |
※表の内容は、2026年10月に各社の公式サイトを見て当サイトがまとめたものです。料金と条件は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトと重要事項説明で確認してください。
表を見ると、6社は「市場連動型の3社」と「単価があらかじめ決まっている3社」に分かれます。
市場連動型の3社は解約金がなく試しやすい一方、夏や冬に市場価格が上がると請求も上がります。
単価が決まっている3社は請求の見通しを立てやすい反面、燃料費調整額や調整費の動き方を会社ごとに確かめる必要があります。
同じ使用量で比べるときに見る4つの数字
基本料金と電力量料金は「総額」でそろえる
比べるときは、単価の安さではなく、同じ使用量で計算した月の総額をそろえます。
毎月の電気代は、主に次の項目を足したものです。
- 基本料金(会社によっては最低料金や制度対応費)
- 電力量料金(使用量×単価)
- 燃料費調整額、または市場価格に連動する調整費
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
このうち再エネ賦課金は、資源エネルギー庁の説明どおり全国一律の単価で、毎年度経済産業大臣が決めます。
どの会社に替えても賦課金は下がらないので、差が出るのは残りの3項目です。
燃料費調整額の上限があるかを確かめる
乗り換えで見落としやすいのが燃料費調整額の上限で、東京電力エナジーパートナーの公式サイトでは、従量電灯などの規制料金にはある上限が、自由料金プランにはないと説明されています。
同じページには、燃料価格が高騰した2023年1月に、代表的なモデルの電気料金が燃料費調整がない場合の1.4倍程度になった例も載っています。
乗り換え先の新電力も、ほとんどのプランは自由料金です。上限はないものとして候補を比べてください。
重要事項説明書や電気需給約款に「上限」の記載があるかを、申し込み前に探してみてください。
市場連動型は「時間をずらせるか」で決める
市場連動型は、卸電力市場の価格に合わせて30分ごとに単価が変わります。
昼に太陽光発電が増える春や秋は単価が下がりやすく、猛暑や寒波で需要が増える時期は上がりやすくなります。
洗濯乾燥機、食洗機、EVの充電などを安い時間帯に回せる家庭なら、単価の動きを味方にできます。
一方、帰宅後の夕方から夜に使用が集中し、時間をずらすのが難しい家庭は、単価が決まっているプランのほうが請求が安定します。
試算は直近1か月ではなく1年分で
料金シミュレーションに入れる使用量は、できれば過去12か月分を使ってください。
エアコンを使う夏と冬は使用量が増えるため、春や秋の1か月だけで比べると年間の差を見誤ります。
検針票やWeb明細には、過去の月別使用量が載っていることが多いです。
- 住んでいるエリアと契約アンペア(または契約容量)
- 月ごとの使用量(kWh)
- 今のプラン名(従量電灯Bなど)
- オール電化かどうか、昼と夜の使用の割合
この4つを同じ条件で各社のシミュレーションに入れると、比較がぶれません。
試算結果は将来の請求額を保証するものではありません。
公式サイトの「年間○円おトク」の読み方
各社の公式サイトには、節約額の例がよく載っています。
たとえばidemitsuでんきは、中部電力エリアで30A・月450kWhの4人家族の場合、中部電力の従量電灯Bと比べて年間約7,560円おトクと案内しています。
内訳を見ると、Sプランの電気代の削減が年間5,160円、クルマ特割の値引きが年間2,400円です。
同じ条件で月200kWhの一人暮らしになると、Sプランの削減は年間600円まで小さくなります。
節約額は使用量が多いほど大きく、少ないほど小さくなるのが普通です。
また、この例は燃料費調整額と再エネ賦課金を含まない比較だと注記されています。
公式の節約額を見るときは、比べている相手のプラン、使用量、含まれていない費用の3つを確かめてから、自分の数字に置き換えてください。
エリアで単価が違う例(リミックスでんき)
同じ会社でも、エリアによって単価は変わります。
リミックスでんきのStyleプラスの固定従量料金単価(税込)は、公式サイトで次のように示されています(2026年10月時点)。
| エリア | 固定従量料金単価 |
|---|---|
| 北海道電力 | 17.91円/kWh |
| 東北電力 | 18.54円/kWh |
| 東京電力 | 17.61円/kWh |
| 中部電力 | 18.10円/kWh |
| 北陸電力 | 16.55円/kWh |
| 関西電力 | 16.65円/kWh |
| 中国電力 | 17.18円/kWh |
| 四国電力 | 17.58円/kWh |
| 九州電力 | 17.32円/kWh |
もっとも高い東北電力エリアと、もっとも低い北陸電力エリアでは、1kWhあたり1.99円の差があります。
月300kWh使う家庭なら、この部分だけで月約600円の違いになる計算です。
実際の請求には30分ごとに変わる電源調達料金が加わるため、この表の単価だけで他社と比べないようにしてください。
暮らし方ごとの候補の絞り方
一人暮らしで使用量が少ない場合
一人暮らしで月の使用量が少ないと、電気をあまり使わなかった月でも、請求の中で基本料金の占める分が目立ちます。
そのため、リボンエナジーやリミックスでんきのような基本料金0円のプランが候補に入ります。
ただし、楽々でんきのように契約手数料3,850円がかかる会社は、使用量が少ないと手数料を取り戻すまでに時間がかかります。
一人暮らし向けの比較は、専用の記事で詳しく紹介しています。


家族が多く使用量が多い場合
家族の人数が多い家庭は、大手電力の従量電灯の3段階目(使用量が多いほど高い単価)にかかる月が多くなります。
単価が一律のプランや、夜や昼の単価が安いプランに替えると、3段階目の割高な分を避けられることがあります。
年間の使用量が多いほど単価差が金額に表れやすいので、まずは夏と冬の請求月で試算してみてください。
idemitsuでんきのクルマ特割のように電気以外の割引がある会社は、ガソリン代を含めた家計全体で比べるとよいでしょう。
オール電化住宅の場合
オール電化住宅は、エコキュートが夜に大量の電気を使うため、夜間の単価がもっとも重要です。
一般家庭向けのプランに替えると、夜間の安い単価がなくなって請求が上がることがあります。
オクトパスエナジー、idemitsuでんき、楽々でんきにはオール電化向けのプランがあり、リボンエナジーにはオール電化割引があります。
夜型と昼型の選び方や旧プランからの乗り換えの注意点は、オール電化向けの比較記事で確認できます。


再エネの電気を選びたい場合
環境への負担を重視するなら、非化石証書を使ってCO2排出を実質ゼロにしているプランが候補です。
オクトパスエナジーは、CO2排出実質ゼロの電気を供給していると公式サイトで案内しています。
「実質再エネ」は、証書で環境価値を組み合わせたものという意味で、発電所から直接電気が届くという意味ではありません。
再エネを軸にした比較は別の記事にまとめています。


乗り換えの手続きと必要なもの


手元に用意する2つの番号
乗り換えの申し込みフォームでは、今の電力会社の「お客さま番号」と、22桁の「供給地点特定番号」の入力を求められます。
リボンエナジーの公式FAQでも、現在契約中の電力会社名、供給地点特定番号、お客さま番号を用意するよう案内しています。
この2つの番号は、毎月の検針票か、契約中の会社のマイページに載っています。
紙の検針票が届かない契約の場合は、マイページにログインできるかを先に確かめておくと手続きが止まりません。
申し込みから切り替えまでの流れ
- 検針票かマイページで、今のプラン・使用量・2つの番号を確認する
- 乗り換え候補を2〜3社に絞り、各社のシミュレーションに同じ使用量とアンペア数を入れる
- 重要事項説明で解約金、契約期間、燃料費調整額の上限を確かめる
- 乗り換え先の公式サイトから申し込む
- 切り替え日の案内を受け取り、初回の請求で単価を確認する
切り替えまでの日数は会社ごとに違い、たとえばリボンエナジーの案内では申し込みから通常7日程度です。
切り替え日は検針日やスマートメーターの設置状況で変わるため、他社では2週間以上かかることもあります。
スマートメーターが未設置の場合は、地域の送配電会社が交換します。
ネット電力の公式FAQでは、交換は原則として費用がかからず、基本的に立ち会いも要らないと案内しています。
今の会社への解約連絡はいる?
引っ越さずに電力会社だけ変える場合、今の会社の解約手続きは乗り換え先の会社が代わりに進めるのが一般的です。
たとえばオクトパスエナジーに乗り換える場合も、前の会社との解約の連携はオクトパス側が行うと公式FAQに書かれています。
ただし、今の契約先から「自分で解約連絡が必要」と案内されている場合は、その案内に従ってください。
電気とガスのセット契約を使っている場合は、電気を解約するとガス側のセット割が外れることがあります。
乗り換えのタイミング
解約金のない会社どうしなら、乗り換えの時期に決まりはありません。
選べるなら、使用量が増える夏と冬の前に切り替えると、差が請求に表れやすくなります。
市場連動型を初めて試すなら、単価が落ち着きやすい春か秋に始め、数か月の請求を見てから夏や冬を迎えると判断しやすいでしょう。
引っ越しのときは、新居の電気を申し込むついでに会社を選び直せるので、手間が増えません。
契約してから困らないための注意点
キャンペーンは終了後の料金で判断する
割引やポイントのキャンペーンには、期間や条件が付いています。
たとえばリボンエナジーの0.55円/kWh割引は、利用開始から6か月分の使用量が対象です。
キャンペーンが終わった7か月目以降の料金でも、今より安いかを確かめてください。
解約金と契約期間は家族の予定と合わせる
6社のうち、楽々でんきは契約期間2年の自動更新で、期間中の解約には5,000円がかかります。
2年以内に転勤や住み替えの予定がある家庭は、解約金のない会社を優先すると身軽です。
キャンペーン特典を受けた場合、短期で解約すると特典がなくなる条件が付くこともあるので、規約も読んでおきましょう。
支払い方法と手数料も先に見る
支払い方法は会社によって違い、選んだ方法で手数料がかかることもあります。
たとえばリボンエナジーで選べるのは、クレジットカードとApple Pay、Google Payの3つです。
口座振替で払いたい家庭は、申し込む前に対応しているかを確かめる必要があります。
楽々サービスの特定商取引法に基づく表記には、口座振替、請求書払い(バモス後払い)、クレジットカードが載っています。
同じ表記では、後払いの決済手数料を800円(税抜)、決済方法が未登録のときの決済手数料を880円としています。
毎月かかる手数料は、単価の差を打ち消すことがあります。
紙の検針票や振込用紙にも手数料がかかる会社があり、東京電力エナジーパートナーは紙の検針票を月110円(税込)、振込用紙の発行を月220円(税込)としています。
マンションの一括受電は個別に替えられない
マンションの管理組合などが建物単位で電力会社と契約している「一括受電」の場合、乗り換えたくても各住戸では契約先を選べないことがあります。
電気料金を管理会社に払っている、検針票が電力会社から届かない、といった場合は一括受電の可能性があります。
申し込む前に、管理会社か管理組合に確認してください。
沖縄・離島は選べる会社が限られる
6社のうち、沖縄で申し込めると公式に書かれているのはLooopでんきだけで、その場合も別に基本料金がかかります。
オクトパスエナジーは沖縄県と離島を対象外としています。
お住まいの都道府県で選べる会社は、地域別のおすすめ電力会社から確認できます。
電力会社の乗り換えに関するFAQ
電力会社を乗り換えるデメリットは何ですか?
- 会社やプランによっては契約手数料や解約金がかかり、市場連動型では夏や冬に請求が上がることがあります。オール電化の旧プランなど新規受付が終わったプランは、解約すると戻れません。申し込み前に重要事項説明で条件を確認してください。
電気代が一番安い電力会社はどこですか?
- 使用量、使う時間帯、住んでいるエリアで順位が変わるため、全員に共通する一番はありません。過去12か月の使用量を用意し、候補2〜3社のシミュレーションに同じ条件を入れて比べるのが確実です。
乗り換えに工事や立ち会いは必要ですか?
- スマートメーターが付いていれば、多くの場合は工事なしで切り替わります。未設置の場合は地域の送配電会社が交換し、原則として費用はかからず、立ち会いも基本的に不要と案内している会社があります。
申し込みに必要な情報は何ですか?
- 乗り換えの申し込みでは、契約中の電力会社名とお客さま番号、それに22桁の供給地点特定番号を入力します。検針票か今の会社のマイページで確認できます。
今の電力会社に解約の連絡はしたほうがいいですか?
- 住所が変わらない乗り換えなら、前の会社への解約は乗り換え先の会社が手続きするのが一般的です。ただし今の契約先から自分での連絡を求められている場合や、引っ越しを伴う場合は自分で手続きが必要です。
賃貸マンションでも乗り換えられますか?
- 電気の契約名義が自分なら乗り換えられます。ただし、建物単位で契約する一括受電のマンションだと住戸ごとの乗り換えができないことがあるので、先に管理会社へ聞いてください。
沖縄でも新電力に乗り換えられますか?
- 選べる会社は限られます。オクトパスエナジーやリボンエナジーは沖縄を対象外としており、Looopでんきは沖縄も申し込めますが別に基本料金がかかります。公式サイトで郵便番号を入れて確認してください。
乗り換えたあと、また元の会社に戻れますか?
- 今申し込めるプランであれば戻ることはできます。ただし新規受付を終えた旧プランには戻れず、解約金のある会社では期間中の解約に費用がかかります。
まとめ!乗り換え先は使用量と時間帯で選ぶ
電力会社の乗り換えで電気代が下がるかは、使用量、電気を使う時間帯、住んでいるエリアで決まります。
候補の6社は、市場連動型のリボンエナジー、リミックスでんき、Looopでんきと、単価があらかじめ決まっているオクトパスエナジー、idemitsuでんき、楽々でんきに分かれます。
時間をずらして電気を使える家庭は市場連動型、請求の安定を重視する家庭は単価が決まっているプランから見ると選びやすくなります。
旧プランを契約中の家庭、沖縄や離島にお住まいの家庭、2年以内に引っ越す予定のある家庭は、申し込みの前に条件を必ず確かめてください。
まずは過去12か月分の使用量を用意して、候補2〜3社のシミュレーションで同じ条件を試算してみましょう。






