リミックスでんきを調べると「基本料金0円」という言葉が最初に出てきます。
ただ、実際に検索している人が知りたいのは、安いのか高いのか、そしてどんなデメリットがあるのかというところです。
この記事では、公式サイトに載っているエリア別の固定従量単価をもとに、料金の決まり方と契約前に確認したい条件をまとめています。
一人暮らしの人が見落としやすい契約条件にも触れています。
リミックスでんきはどんな会社が運営しているのか
東証スタンダード上場の株式会社リミックスポイント

リミックスでんきを提供しているのは株式会社リミックスポイントです。
東京証券取引所スタンダード市場に上場していて、証券コードは3825です。
小売電気事業者としての登録番号はA0090で、電気以外にレジリエンス事業と金融投資事業も手がけています。
| 会社名 | 株式会社リミックスポイント(Remixpoint, inc.) |
| 設立 | 2004年3月 |
| 資本金 | 5億5,900万円(資本準備金を含む) |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門4丁目3番9号 住友新虎ノ門ビル2F |
| 代表者 | 代表取締役 社長CEO 高橋由彦 |
| 上場市場 | 東京証券取引所スタンダード市場(証券コード3825) |
| 登録番号 | A0090 |
| 供給エリア | 沖縄と島しょ部を除く全国9エリア |
料金プランは2つ
家庭向けのプランは次の2つです。
- Styleプラス…基本料金0円の市場連動型プラン
- Styleプラスeco…再生可能エネルギー100%のプラン
どちらも料金の決まり方は同じで、ecoのほうは非化石証書を使って実質的に再エネ由来の電気にしたものです。
大手電力のような段階制の単価も、オール電化向けの時間帯別プランもありません。
電気料金はどうやって決まるのか
固定従量単価に30分ごとの市場価格を足す
リミックスでんきの電気料金は、次の形で計算されます。
- 電源調達料金単価(30分ごとのエリアプライスに手数料と送電ロス分を加えたもの)
- 固定従量料金単価(エリアごとに決まった単価)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
エリアプライスとは、日本卸電力取引所(JEPX)が公表する30分ごとの市場価格のことです。
つまり固定分と市場価格分は「どちらか」ではなく足し算になります。
基本料金がかからないのは事実ですが、市場価格が高い時間帯に使えばその分だけ請求額は上がります。
エリア別の固定従量料金単価
公式サイトに掲載されている固定従量料金単価です。
| エリア | 1kWhあたり(税込) |
| 北海道電力エリア | 17.91円 |
| 東北電力エリア | 18.54円 |
| 東京電力エリア | 17.61円 |
| 中部電力エリア | 18.10円 |
| 北陸電力エリア | 16.55円 |
| 関西電力エリア | 16.65円 |
| 中国電力エリア | 17.18円 |
| 四国電力エリア | 17.58円 |
| 九州電力エリア | 17.32円 |
北陸と関西が最も安く、東北が最も高い設定です。
この単価に、30分ごとのエリアプライス分が上乗せされます。
大手電力より安くなる分かれ目
東京電力エリアで、従量電灯B(30アンペア契約)と比べてみます。
30アンペアで月300kWh使う場合、従量電灯Bは基本料金935円25銭と電力量料金10,128円で、合計は約11,063円です。
これを300kWhで割ると、1kWhあたり約36.9円になります。
リミックスでんきの東京電力エリアの固定分は17.61円なので、差は約19円です。
自分が電気を使った時間帯のエリアプライスの平均が1kWhあたり19円を下回っていれば、リミックスでんきのほうが安く収まる計算になります。
燃料費調整額が加算される時期は従量電灯Bの負担が上がるため、分かれ目の数字はもう少し上がります。
エリアプライスは30分ごとに動き、季節や需給状況で大きく変わります。実際の金額は検針票の数字で確かめてください。
でんきアラートで安い時間帯を確認できる
市場価格に連動するプランは、使う時間を選べる人ほど有利になります。
リミックスでんきには「でんきアラート」という機能があり、翌日までの時間ごとの料金単価をスマートフォンのプッシュ通知で受け取れます。
明日の夜が高いと分かれば、洗濯や食洗機を朝に回すといった調整ができます。
市場連動型のプランを使いこなせるかどうかは、この情報を見る習慣がつくかどうかで決まります。

同じ市場連動型のリボンエナジーとの違い
市場価格に連動するプランは他にもあります。
同じ「基本料金0円+固定単価+市場価格」の形をとるリボンエナジーと、東京電力エリアで並べてみます。
| リミックスでんき | リボンエナジー | |
| 基本料金 | 0円 | 0円 |
| 固定従量単価(東京) | 17.61円 | 22.00円 |
| 市場価格の反映 | 30分ごとのエリアプライス | 30分ごとのエリアプライス |
| 契約できる容量 | 30アンペア以上 | 60アンペア以下 |
| 翌日の単価通知 | でんきアラート(プッシュ通知) | マイページで確認 |
| 割引制度 | なし | 7種類(世帯人数・設備に応じて) |
| 解約金 | 0円 | 0円 |
固定従量単価だけを見ると、リミックスでんきのほうが1kWhあたり4.39円安く設定されています。
一方でリボンエナジーには世帯人数や設備に応じた割引があり、該当する項目が多い家庭では差が縮まります。
分かりやすいのは契約容量の条件です。
一人暮らしで15アンペアや20アンペアの契約なら、リミックスでんきは選べません。
そこは判断が分かれる前に決まってしまう部分なので、検針票を先に見ておくと迷わずに済みます。
電力会社の選び方そのものを比べたい場合は、電力会社の乗り換えのページも参考になります。
リミックスでんきのメリット
- 基本料金が0円で、使わない月の固定費が発生しない
- 解約手数料が0円で、合わなければ戻しやすい
- 固定従量単価が大手電力の従量電灯より大幅に低い
- でんきアラートで翌日の単価を先に確認できる
- 再生可能エネルギー100%のStyleプラスecoを選べる
- 運営は東証スタンダード上場企業で、財務情報が公開されている
上場企業が運営していて決算が公開されている点は、新電力を選ぶうえで確認しやすい材料です。
契約前に知っておきたいデメリット
契約容量が30アンペア未満だと契約できない
これが最も見落とされやすい条件です。
公式サイトでは契約容量が30アンペア未満の場合は契約できないと案内されています。
一人暮らしで15アンペアや20アンペアの契約にしている人は、そのままでは申し込めません。
アンペア数を上げれば契約できますが、大手電力ではアンペアを上げると基本料金も上がるため、切り替え前に検針票で現在の契約容量を確認しておく必要があります。
市場価格が高騰すると請求額が上がる
電源調達料金単価は市場価格に連動するため、需給がひっ迫する時期は上振れします。
夏と冬のピーク時間帯は特に影響を受けやすくなります。
過去には市場価格が大きく跳ねた冬もあり、市場連動型のプランで請求額が想定を超えた例が実際に起きています。
安い時間帯に使えないなら、このプランの利点は活かしきれません。
選べるプランが少ない
- オール電化住宅向けの時間帯別プランがない
- ガスや通信とのセット割がない
- 段階制の単価がないため、使用量が少ない月に単価が下がる仕組みもない
- 沖縄エリアと島しょ部は供給対象外
オール電化住宅に住んでいる人や、セット割で全体のコストを下げたい人には向きません。
口コミ・評判でよく挙がる声
検索されている言葉を見ると、気にされているのは「安いのか高いのか」と「値上げ」です。
- 安い時間帯を狙って家電を使う習慣がついたという声
- 解約金がないのでまず試せたという声
- 市場価格が高騰した時期に高く感じたという指摘
- 一人暮らしで契約できなかったという声
高くなったという声の多くは、市場価格が上がった時期に使用が重なったケースです。
これは会社の問題ではなく、市場連動型というプランの性質そのものです。
見るべきなのは口コミの数ではなく、自分が電気を使う時間帯を動かせるかどうかと、契約容量が30アンペア以上あるかどうかです。
申し込みから切り替えまでの流れ
- 検針票で契約容量が30アンペア以上あることを確認する
- 契約中の電力会社名・お客様番号・供給地点特定番号を控える
- 公式サイトの申し込みフォームに入力する
- 切り替え手続きの完了後、最初の検針日から供給が始まる
いま契約している電力会社への解約連絡は不要です。
スマートメーターが設置済みなら工事も立ち会いもいりません。
支払い方法はクレジットカード払いに対応しています。
口座振替を希望する場合は、申し込み前に問い合わせて確認してください。
市場連動型のプランを他社と比べたい方は、こちらもあわせて確認してください。






FAQ(よくある質問)
リミックスでんきはどのような会社が運営していますか?
- 株式会社リミックスポイントが運営しています。2004年3月設立で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している企業です(証券コード3825)。小売電気事業者の登録番号はA0090で、本社は東京都港区虎ノ門にあります。電気のほかにレジリエンス事業と金融投資事業も手がけています。
リミックスでんきの電気料金はどうやって決まりますか?
- エリアごとの固定従量料金単価に、30分ごとのエリアプライス(日本卸電力取引所が公表する市場価格)から算出した電源調達料金単価を足し、再生可能エネルギー発電促進賦課金を加えた金額です。固定分と市場価格分はどちらか一方ではなく、足し算になります。
固定従量料金単価はいくらですか?
- 1kWhあたり税込で、北海道17.91円、東北18.54円、東京17.61円、中部18.10円、北陸16.55円、関西16.65円、中国17.18円、四国17.58円、九州17.32円です。これに30分ごとの市場価格分が上乗せされます。
リミックスでんきは安いですか、それとも高いですか?
- 電気を使う時間帯の市場価格しだいです。東京電力エリアで従量電灯B(30アンペア・月300kWh)と比べると、1kWhあたり約36.9円が目安になります。固定分が17.61円なので、エリアプライスの平均が19円を下回っていれば安く収まる計算です。逆に高騰した時期は上振れします。
リミックスでんきのデメリットは何ですか?
- 契約容量が30アンペア未満だと契約できない点、市場価格の高騰時に請求額が上がる点、オール電化向けプランやセット割がない点、沖縄と島しょ部が対象外である点です。段階制の単価もないため、使用量が少ない月に単価が下がる仕組みもありません。
一人暮らしでも契約できますか?
- 契約容量が30アンペア以上あれば契約できます。公式サイトでは30アンペア未満は契約できないと案内されているため、15アンペアや20アンペアで契約している場合はそのままでは申し込めません。切り替え前に検針票で契約容量を確認してください。
解約金や契約期間の縛りはありますか?
- 解約手数料は0円と公式サイトに明記されています。基本料金も0円なので、合わなかった場合の金銭的な負担を抑えて試せます。
でんきアラートとは何ですか?
- 翌日までの時間ごとの料金単価を確認できるサービスです。スマートフォンへのプッシュ通知で届くため、価格が高い時間帯を避けて洗濯や食洗機を動かすといった調整ができます。市場連動型のプランを使ううえで実用的な機能です。
まとめ
リミックスでんきは、東証スタンダード市場に上場する株式会社リミックスポイントが運営する市場連動型の電力サービスです。
料金はエリアごとの固定従量料金単価に、30分ごとのエリアプライス分を足して計算されます。
固定従量単価は東京電力エリアで17.61円、最も安い北陸電力エリアで16.55円です。
東京電力の従量電灯Bと比べると、エリアプライスの平均が1kWhあたり19円を下回る時間帯に電気を使えていれば安く収まる計算になります。
一方で、契約容量が30アンペア未満だと申し込めないため、一人暮らしで15アンペアや20アンペアの契約をしている人は対象外です。
オール電化向けのプランやセット割もないので、設備や生活に合わせて細かく選びたい人には向きません。
向いているのは、契約容量が30アンペア以上あり、でんきアラートを見ながら電気を使う時間をずらせる家庭です。
解約手数料がかからないので、検針票の数字を確認したうえで試してみる形が取りやすくなっています。
料金の根拠は公式のStyleプラスの料金ページ、会社情報は企業情報、市場価格の推移は日本卸電力取引所(JEPX)で確認できます。








