長野県は県内全域が中部電力のエリアで、家庭向けの電気は中部電力ミライズと、全国で受け付けている新電力から選べます。
長野市の1月の平均気温は-0.4℃、軽井沢は-3.3℃で(気象庁の1991〜2020年の平年値)、冬の暖房で電気の使用量が一年でいちばん多くなる家庭が少なくありません。
そのため長野県では、冬の検針票を基準にして総額で比べることが電力会社選びの出発点になります。
この記事では、中部電力と、長野県で契約できる新電力3社(リボンエナジー、オクトパスエナジー、リミックスでんき)の条件を、2026年10月に公式サイトで確認した内容で比べました。
中部電力は2026年11月1日に料金の単価を見直すため、10月までの単価と11月からの単価を分けて載せています。
長野県で電力会社を選ぶポイント

冬の使用量で総額を比べる
標高が高い長野県は冬の冷え込みが厳しく、エアコンや電気ストーブ、蓄熱暖房で電気の使用量が大きく増えます。
同じ県内でも、標高や盆地か高原かで寒さの度合いは大きく違います。
| 地点 | 1月の平均気温 | 1月の日最低気温 | 8月の日最高気温 |
|---|---|---|---|
| 長野 | -0.4℃ | -3.9℃ | 31.1℃ |
| 松本 | -0.3℃ | -4.9℃ | 31.4℃ |
| 軽井沢 | -3.3℃ | -8.2℃ | 26.3℃ |
| 飯田 | 1.0℃ | -3.6℃ | 31.6℃ |
※気象庁の平年値(1991〜2020年)。
長野・松本・飯田の盆地は夏も31℃を超えるため、冷房と暖房の両方で使用量が伸びます。
軽井沢は夏の最高気温が26℃台にとどまる一方、冬の最低気温は-8℃を下回り、暖房の比重が際立って大きい地域です。
使用量が最も多い冬の月の検針票をもとに、複数社の総額を試算して比べると、実際の請求に近い比較ができます。
一人暮らしは基本料金の有無を見る
長野市や松本市のワンルームで月150kWh前後しか使わない人は、請求額のうち基本料金の占める割合が大きく、ここをなくせるかどうかが総額を左右します。
基本料金0円のプランを選ぶと、使わない月の固定費を抑えやすくなります。
ただし長野の冬は一人暮らしでも暖房で使用量が増えるため、夏の少ない月だけで判断せず、1月や2月の使用量でも試算してから決めましょう。
長野市や松本市で大学に通う学生の部屋は契約アンペアが20〜30Aのことが多いため、検針票でいまのアンペアも確認しておくと比較が正確になります。
オール電化は夜間割安プランの条件を確認する
長野県に多い蓄熱暖房やエコキュートのあるオール電化住宅は、夜に電気をまとめて使うので、夜間の単価の安さが年間の総額に直結します。
中部電力にはオール電化向けのスマートライフプランと、エコキュートや電気自動車、蓄電池のある家庭向けの昼とくプランがあります。
新電力の中には、リミックスでんきのようにオール電化住宅向けのプランを申し込めない会社もあります。
蓄熱暖房で夜に電気をまとめて使う家庭は、夜間単価と、契約できる条件を先に確認してください。
蓄熱暖房の家が夜間単価と契約条件をどう見比べるかは、こちらで詳しく解説しています。

長野県は全域が中部電力エリア
長野県の家庭に電気を届ける送配電網は、中部電力パワーグリッドが持っています。
東京電力エナジーパートナーの「ご提供エリア」の表記でも、中部エリアは「愛知・岐阜(一部を除く)・三重(一部を除く)・静岡(富士川以西)・長野」とされ、長野県には除外の注記がありません。
隣の岐阜県や三重県のように一部が別の電力会社のエリアになる県とは違い、長野県では県内のどこに住んでいても中部エリアの料金表を見れば足ります。
新電力に切り替えても、電気を運ぶ電線や停電時の復旧作業は中部電力パワーグリッドが受け持つため、電気の品質は変わりません。
- 標高差が大きく、軽井沢と飯田では1月の平均気温に4℃以上の差がある
- 蓄熱暖房や融雪に電気を使う住宅は、夜間単価とオール電化プランの有無で候補が絞られる
- 別荘や二拠点で使用量が少ない住宅は、基本料金0円のプランが合うこともある
- 中部電力は2026年11月1日に基本料金を中心に単価を見直す
長野市でも松本・飯田でも、下のツールに郵便番号と毎月の電気代を入れれば、その住所で契約できるプランの年間料金が出ます。
電力会社の乗り換え診断ツール
3つの診断をタブで切り替えられます。知りたいことに近いタブを選んでください。
あなたに合う電力会社をかんたん診断
郵便番号・世帯人数・電気代の3項目で、おすすめプランと年間料金を比較できます
3項目を入力して「無料で診断する」を押すと、この場所に診断結果が表示されます。
- 郵便番号から都道府県と電力エリアを判定します
- 世帯人数と電気代から年間の使用量を推定します
- エリアで契約できるプランの年間料金を試算して並べます
※実際の料金は契約内容・燃料費調整額・使用状況によって異なります。申込前に各社の公式サイトで最新の単価と適用条件をご確認ください。
現在の契約と候補プランを年間料金で比較
今の契約内容と使用量から、1年間の総額・節約額・切り替え時の注意点をまとめて確認できます
入力するとこの場所に結果が出ます
- 月別電気料金の折れ線グラフで、今の契約と候補プランの差が季節ごとにわかります
- 年間総額・節約額のほか、解約金・最低利用期間・料金タイプまで並べて比較します
- 時間帯別プランや市場連動プランのように3〜4項目では精度が出ないものは、理由を書いて除外します
単価・燃料費調整・再エネ賦課金はエネカエが収集した公式資料の値を使っています。確認日と出典URLは結果の下に表示します。
※燃料費調整額・市場価格・政府支援・実際の使用状況によって請求額は変動します。申込前に各社の公式サイトで最新の単価と適用条件をご確認ください。
希望条件から電力会社を絞り込み
解約金・料金タイプ・オール電化・セット割を選んで、条件に合うプランを探せます
データを読み込んでいます…
※ 年間料金は入力条件をもとにした試算です。料金・割引・解約条件は契約時期や適用条件によって異なります。申込み前に必ず公式情報を確認してください。
長野県でおすすめの電力会社4選
おすすめ1:中部電力

長野県の家庭向けの電気は、中部電力ミライズが販売しています。
規制料金の従量電灯Bのほか、10〜30A向けのポイントプラン、40〜60A向けのおとくプラン、7kVA以上向けのとくとくプランがあり、契約の大きさに合わせて選ぶ仕組みです。
オール電化向けにはスマートライフプラン、エコキュートや電気自動車がある家庭向けには昼とくプランも用意されています。
会員サイト「カテエネ」では、ポイント・おとく・とくとく・スマートライフの各プランが、カテエネポイントの対象になります。
注意したいのは、従量電灯Bは燃料費調整額に上限がある一方、ポイントプランなどの自由料金には上限がない点です。
中部電力は2022年12月分から自由料金の上限を撤廃しているため、燃料価格が急に上がった時期は、自由料金のほうが燃料費調整額が大きくなることがあります。
中部電力のメニューごとの違いは、こちらで詳しく解説しています。

おすすめ2:リボンエナジー

長野県の家庭がリボンエナジーに切り替えると、中部電力で払っていた基本料金と燃料費調整額の2つが請求からなくなります。
代わりに請求額は、固定の従量料金に、日本卸電力取引所の中部エリアプライス(30分ごとの市場価格)で決まる変動の従量料金を足したものになります。
中部エリアの固定従量料金単価は1kWhあたり22.00円(税込)で、ここに市場価格に応じた変動分が加わります。
市場価格は冬の夕方などに上がりやすいため、冬に暖房で使用量が増える長野県の家庭は、冬の月の請求が読みにくくなる点を理解したうえで選んでください。
割引は7種類(マイホーム・ファミリー・ペット・オール電化・太陽光・蓄電池・EV)で、長野の戸建てなら太陽光やオール電化の割引が当てはまる家もあります。
ファミリー割引の単価は世帯人数×0.11円/kWhで、5人以上の世帯は0.55円/kWhで頭打ちになります。
申し込めるのは契約電流60A以下などの条件を満たす家で、途中でやめても解約金はなく、初期費用や契約期間の縛りもありません。
長野県を含む北海道から九州までの9エリアが提供範囲で、対象外は沖縄だけです。
太陽光割引やオール電化割引を含む7種類の割引の条件と、変動の従量料金の計算の仕方は、こちらで確認できます。

おすすめ3:オクトパスエナジー

長野県でオクトパスエナジーを検討するときに見るのは中部エリア版の単価で、運営するTGオクトパスエナジーは東京ガスと英国Octopus Energyの合弁会社です。
中部エリア版のグリーンオクトパス(2026年10月1日改定・税込)は、30Aの基本料金が1日44.04円で、電力量料金は21.38円(120kWhまで)、25.18円(300kWhまで)、28.28円(300kWh超)の3段階になっています。
中部電力の従量電灯Bと同じように使用量で3段階に単価が上がる仕組みのため、検針票の使用量をそのまま当てはめて比べられます。
燃料費調整額は別に加算され、その上限については料金表に定めが見当たりません。
提供エリアから外れているのは沖縄と一部の離島だけなので長野県内は申し込め、途中でやめるときの解約金・違約金も原則かかりません。
長野県で旧版の料金メニューを契約中の人は、2026年10月6日の告知どおり、12月1日から単価が約2〜11%上がる点に注意してください。
グリーンオクトパス以外の4プランとの違いや、単価を低く抑えられている理由は、こちらで解説しています。

おすすめ4:リミックスでんき

長野県でリミックスでんきを見るときの要点は、中部エリアのStyleプラスの固定単価と冬の市場価格で、運営は2026年10月1日に株式会社リミックスポイントから電力小売事業を引き継いだ株式会社リミックスでんきです。
長野県ですでにStyleプラスを契約している人は、会社分割後も料金や手続きに変更はなく、小売電気事業者の登録番号もそのままだと公式サイトが案内しています。
家庭向けのStyleプラスは基本料金0円で、中部エリアの固定従量料金単価は18.10円/kWh(税込)です。
この固定単価の上に、30分ごとの市場価格から計算する電源調達料金が乗るため、長野の暖房期のように電気の需要が増える時期は、請求の単価が上がる月が出ます。
契約容量が30A未満の住宅や新築物件、オール電化住宅向けプランは申し込めないため、長野で多い蓄熱暖房の家庭は対象外になる点に注意してください。
解約手数料は0円で、当日から翌日の30分ごとの単価をアプリで確認できる「でんきアラート」があります。
電源調達料金の計算の仕方と、30A未満や新築が申し込めない理由は、こちらで詳しくまとめています。

大手電力と新電力、どこを見比べるか
長野県で契約先を決めるとき、実際に差がつくのは次の4点です。
| 比べる項目 | 中部電力(従量電灯B) | 新電力3社 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 30Aで1,343.76円(11月1日から) | リボンエナジーとリミックスでんきは0円、オクトパスは1日44.04円(30A) |
| 料金の決まり方 | 使用量で3段階の単価 | オクトパスは3段階の固定単価、他の2社は市場連動 |
| 燃料費調整の上限 | 規制料金のため上限あり | オクトパスは上限の定めなし、他の2社は燃料費調整の項目なし |
| 冬の暖房期 | 単価は月によって変わらない | 市場連動の2社は冬に単価が上がる月が出る |
同じ月の使用量を入れて、総額で並べて比べるのが確実です。
中部電力の11月改定と、長野の冬の試算
従量電灯Bの単価は11月1日から変わる
長野県の家庭が契約する中部電力ミライズの従量電灯Bは、送配電網の利用料(託送料金)の見直しを受けて、2026年11月1日に単価が変わります。
変わるのは主に基本料金で、電力量料金の上げ幅は3段階とも1kWhあたり0.05〜0.06円なので、冬に使用量が伸びる長野の家庭でも電力量料金の分の影響は小さめです。
| 従量電灯B(税込) | 10月31日まで | 11月1日から |
|---|---|---|
| 基本料金 30A | 963.42円 | 1,343.76円 |
| 基本料金 60A | 1,926.84円 | 2,687.52円 |
| 120kWhまで | 21.20円 | 21.25円 |
| 120〜300kWh | 25.67円 | 25.73円 |
| 300kWh超 | 28.62円 | 28.68円 |
改定の内容は中部電力ミライズの料金メニューで確認できます。
基本料金は契約アンペアに比例するため、暖房のために40Aや50Aで契約している長野の家庭ほど、上がる額が大きくなります。
冬500kWhと300kWhで比べると
中部電力の従量電灯B(11月1日からの単価)と、オクトパスエナジーのグリーンオクトパス(中部エリア)を、30A・30日の条件で計算しました。
燃料費調整額と再エネ賦課金は含めていません。
| 月の使用量 | 中部電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | 差 |
|---|---|---|---|
| 150kWh | 4,665円 | 4,642円 | 約23円 |
| 300kWh | 8,525円 | 8,419円 | 約106円 |
| 500kWh | 14,261円 | 14,075円 | 約186円 |
計算例(300kWh・中部電力)は、基本料金1,343.76円+120kWh×21.25円+180kWh×25.73円=8,525.16円です。
グリーンオクトパス(中部エリア)は、基本料金44.04円×30日=1,321.20円に、120kWh×21.38円と180kWh×25.18円を足して8,419.20円です。
中部エリアでは、単価だけで見た差は月に数十円から200円程度で、燃料費調整額の計算の基準も会社ごとに違うため、実際の請求ではこの差が縮んだり逆転したりすることがあります。
市場価格で毎月単価が動くリボンエナジーとリミックスでんきについては、固定単価の掛け算では冬の金額を出せません。
世帯の形で冬に見るところが変わる
| 暮らし方 | 冬の電気代を左右する条件 | 先に比べるもの |
|---|---|---|
| 長野市・松本市の一人暮らし | 夏は少なく冬に暖房で増える | 基本料金0円のプランと、1月の使用量での総額 |
| 2〜4人の家族 | 冬は300kWhを超える月が出やすい | 300kWh超の単価と契約アンペア |
| 蓄熱暖房・エコキュートの家 | 夜間の使用量が多い | 中部電力のスマートライフプランと夜間単価 |
| 軽井沢・白馬などの別荘 | 滞在月だけ使用量が増える | 使わない月の固定費と、冬に滞在するかどうか |
月300kWhを超える部分は、中部電力の従量電灯Bで28.68円(11月1日から)、グリーンオクトパスで28.28円と、どちらも単価がいちばん高い段になります。
冬に500kWh前後まで使う家庭では、この3段目の単価の差と基本料金の差の合計が、ひと月の差になります。
契約アンペアで基本料金の上がり幅が変わる
11月1日の改定で、従量電灯Bの基本料金は10Aあたり321.14円から447.92円になり、10Aごとに126.78円上がります。
| 契約アンペア | 10月31日まで | 11月1日から | グリーンオクトパス(30日) |
|---|---|---|---|
| 30A | 963.42円 | 1,343.76円 | 1,321.20円 |
| 40A | 1,284.56円 | 1,791.68円 | 1,761.60円 |
| 50A | 1,605.70円 | 2,239.60円 | 2,202.00円 |
| 60A | 1,926.84円 | 2,687.52円 | 2,642.40円 |
※中部電力の40A・50Aは10Aあたりの単価から計算。グリーンオクトパスは1日あたりの金額×30日。
暖房のために50Aで契約している家庭は、使用量が同じでも毎月634円ほど基本料金が増える計算です。
ブレーカーが落ちたことのない家庭は、契約アンペアを1段下げるだけで基本料金が下がる場合があります。
ただし電気ストーブとエアコン、電子レンジを同時に使う冬の夕方に容量が足りるかを確かめてから変更してください。
燃料費調整と国の値引き終了も冬の請求に響く
長野の家庭(低圧契約)に適用されていた政府の電気・ガス料金の支援は、2026年10月分の電気料金(9月使用分)が最後です。
暖房を使い始める11月分の請求からは、この値引きがなくなります。
11月1日の単価改定と値引きの終了が重なるため、12月から3月の暖房期の請求は、昨年の冬より上がる可能性があります。
請求額が上がったからといって、すぐに新電力のほうが安いとは限りません。
まず中部電力の中で、ポイントプランやスマートライフプランに変えたほうが下がるかを確かめ、そのうえで新電力の総額と並べてください。
長野県独自の電力需要と産業

寒冷地の暖房需要
諏訪・佐久・白馬などの山間部では積雪や冷え込みが厳しく、床暖房や融雪装置を使う住宅も見られます。
松本の1月の日最低気温は平年で-4.9℃と、県庁所在地の長野より低くなっています。
暖房を電気でまかなう住宅では、12月から3月の4か月で年間使用量のかなりの部分を使うことがあるため、冬の単価と基本料金の差が年額の差になって表れます。
冬季の電気料金が家計に占める割合が大きいからこそ、契約アンペアの見直しも含めたプラン見直しの効果が出やすくなります。
観光・リゾートと別荘の需要
軽井沢・白馬・志賀高原・諏訪湖など、長野県は全国的に知られた観光地や別荘地を数多く抱えています。
別荘は滞在する時期だけ使用量が増え、それ以外の月はほとんど使わないことがあります。
使わない月が長い住宅では、基本料金0円のプランだと固定費がほぼかからないため、年間の負担を抑えやすくなります。
一方で冬に滞在して暖房を多く使う別荘は、市場連動型だと冬の単価上昇の影響を受けるため、滞在の時期と使用量で判断してください。
農業と精密機械産業
果樹園や高原野菜の栽培では収穫物の冷蔵や加工に、諏訪地域などの精密機械産業では工場の安定稼働に、それぞれ大きな電力が使われています。
自宅と作業場が同じ敷地にある農家では、家庭用の従量電灯と、作業場の動力契約が別になっていることがあります。
新電力の家庭向けプランは動力契約を扱わない場合があるため、2つの契約を別々に確認してください。
屋根ソーラーの補助で自家消費を増やす
長野県は、既存住宅に太陽光パネルや蓄電池、V2Hを設置する個人を対象に、2026年度も補助を行っています。
2026年4月22日の県の発表では、上限は太陽光パネルが5万円(太陽光パネルのみの設置は対象外)、蓄電池が15万円、V2Hが20万円で、今年度から電気自動車などの導入(上限25万円)も対象に加わりました。
補助は「信州の屋根ソーラー認定事業者」との契約が条件で、市町村によっては上乗せの補助もあります。
長野は日照時間が長く、屋根に太陽光を載せた家は昼の電気を自家発電で賄えるため、電力会社を選ぶときは昼の単価の安さではなく、夜の単価と余った電気の扱いを見るほうが実情に合います。
最新の募集状況は長野県 既存住宅エネルギー自立化補助金で確認してください。
乗り換えの手順と、長野で気をつけること
申し込みから切り替わるまでの流れ
- 検針票かカテエネで、いまのプラン名・契約アンペア・直近1年の使用量を確認する
- 使用量が最も多い冬の月を選び、中部電力の中でプランを変えた場合の総額を試算する
- 同じ月の使用量で新電力2〜3社の総額を試算する
- 候補に決めた会社の公式サイトで手続きし、切り替え日の案内が届くまで待つ
中部電力の検針票にある「供給地点特定番号」と「お客さま番号」を控えておけば、申し込みは窓口に行かずオンラインで完結します。
リボンエナジーは申し込みから通常7日程度、オクトパスエナジーは手続き完了後の最初の検針日からの切り替えと案内しています。
中部電力への解約の連絡は、多くの場合は新しい会社が代行しますが、引っ越しをともなう場合は自分で連絡が必要です。
受付を終えた古い夜間プランは戻せない
中部電力では、低圧深夜電力A・B、第2深夜電力、わくわくホット、Eライフなどのメニューが新規加入を終えています。
長野県では、古い蓄熱暖房機や電気温水器にあわせてこうした夜間のメニューを長く契約している家庭があります。
新規受付を終えたメニューは、一度解約すると同じ条件で入り直せません。
これらのメニューを契約中の家庭は、新しい会社の総額だけでなく、いまの夜間の単価と比べて本当に下がるかを確かめてから申し込んでください。
市場連動型は冬の夕方に単価が上がりやすい
リボンエナジーとリミックスでんきは、30分ごとの市場価格で単価が変わります。
冬は暖房の需要が全国的に増えるため、夕方から夜にかけて市場価格が上がる日が出ます。
暖房を夜につけっぱなしにする家庭は、市場価格の上がった時間帯にまとめて電気を使うことになり、請求額が予想より大きくなることがあります。
リミックスでんきの「でんきアラート」のように単価の見通しを確認できる仕組みを使い、洗濯乾燥や食洗機を単価の安い時間に回せるかどうかも判断材料にしてください。
電力会社の切り替えに不安がある方は、クーリングオフの条件も確認しておくと安心です。

どんな人に合っている?
中部電力が合っている人
- 燃料費調整額に上限がある従量電灯Bを続けたい人
- オール電化住宅でスマートライフプランや昼とくプランを使いたい人
- カテエネポイントをためて使いたい人

新電力が合っている人
- 長野市内のワンルームや、使わない月がある別荘で、基本料金0円を活かしたい人
- 使用量が3段階で決まる固定単価のまま、中部電力と比べたい人
- 解約金なしで契約先を見直したい人



FAQ(よくある質問)
長野県を管轄している電力会社はどこですか?
- 長野県は全域が中部電力のエリアで、電線は中部電力パワーグリッド、家庭向けの販売は中部電力ミライズが担っています。県内に別の電力会社のエリアはありません。
長野県で電気代が安い電力会社はどこですか?
- 冬にどれだけ使うかで結果が変わるため、1社に決めることはできません。中部エリアでは単価だけの差が月数十〜200円程度のこともあり、燃料費調整額まで含めた総額で比べる必要があります。
中部電力の11月の値上げはいくらですか?
- 従量電灯Bの基本料金は10Aあたり126.78円上がり、30Aで月1,343.76円になります。電力量料金のほうは3段階とも1kWhあたり0.05〜0.06円しか動きません。
蓄熱暖房の家は新電力に替えたほうが得ですか?
- 夜間の使用量が多い家は夜間単価が安いプランでないと高くなることがあります。古い深夜電力などの受付終了メニューを契約中なら、解約すると戻れないため慎重に比べてください。
軽井沢の別荘はどのプランが合いますか?
- 滞在しない月が長い別荘は、基本料金0円のプランだと固定費をほぼなくせます。冬に滞在して暖房を多く使う場合は、市場連動型の単価上昇も考えて選んでください。
長野県に住宅の太陽光や蓄電池の補助はありますか?
- 長野県は既存住宅への太陽光パネル・蓄電池・V2H・EV等の導入を補助しています。2026年度の上限は蓄電池15万円・V2H20万円などで、認定事業者との契約が条件です。
新電力に替えると雪で停電したときの復旧が遅れますか?
- 遅れません。停電の復旧は契約先に関係なく中部電力パワーグリッドが行います。
近隣エリアの電力会社もあわせて確認する
長野県と同じ中部電力管内の岐阜県は、契約できる新電力の顔ぶれもほぼ同じになります。
隣接する群馬県は東京電力のエリアのため、選べる会社も料金の条件も変わります。
引っ越しや二拠点での契約を考えている方は、あわせて確認してください。




まとめ
長野県での電力会社選びは、冬の暖房期の使用量を基準にして、総額で比べることが判断の出発点です。
中部電力は2026年11月1日に基本料金を中心に単価を上げ、国の値引きも10月分の請求で終わるため、この冬は請求額の変化に気づきやすくなります。
中部電力はプランの幅とオール電化向けの選択肢が強みで、新電力3社は基本料金0円や解約金なしといった条件で選びやすくなっています。
冬の検針票の使用量で中部電力のプラン変更と新電力の両方を試算し、自分の暮らしに合う電力会社を選んでください。








