東京都で電力会社を選ぶときは、会社名より先に「契約アンペア」と「月の使用量」を検針票で確かめると、候補がすぐに絞れます。
都内はワンルームから戸建てまで住まいの幅が広く、20Aの部屋と60Aの家では、安くなる会社がまったく違うからです。
2026年は料金の前提も変わります。
都内で最も多い従量電灯B・30Aの契約では、東京電力エナジーパートナーの2026年11月1日の見直しによって、基本料金が月935.25円から1,176.18円へと約241円増えます。
都内の家庭に自動で入っていた国の値引きも9月使用分(10月請求分)が最後で、10月使用分の電気には1kWhあたりの値引きがもうありません。
この記事では、東京電力と、都内で申し込める新電力3社(リボンエナジー、オクトパスエナジー、リミックスでんき)を、使用量別の計算例で比べます。
東京電力エナジーパートナーと新電力3社の単価・受付状況は、2026年10月に各社の公式サイトを見て書いています。
申し込む前に東京都で確かめておく3つのこと

比較を始める前に、そもそも自分の部屋で電力会社を選べるのか、どの会社なら申し込めるのかを確かめておくと手戻りがありません。
建物が一括受電かどうか
マンションの中には、建物全体でまとめて電気を受け、住戸に配っている「一括受電」の物件があります。
都心のタワーマンションや大規模団地にこの形が多く、住戸単位で新電力に申し込んでも、建物側の契約が優先されて切り替わりません。
検針票が東京電力などではなく管理会社や一括受電の事業者から届いている場合は、この形の可能性が高いので、管理会社に確認してください。
契約アンペアが30A未満かどうか
都内のワンルームでは、契約アンペアが20Aや15Aの部屋もあります。
こうした小さい契約容量の部屋はリミックスでんきの受付条件(30A以上)に届かないため、20A以下の部屋ではリミックスでんきは候補から外れます。
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスは10Aから料金が用意されていて、リボンエナジーは60A以下が対象です。
住所が島しょ部でないか
東京電力エナジーパートナーの提供エリアは、東京都のうち島しょ地域を除いた範囲です。
伊豆諸島や小笠原諸島に住んでいる場合は、本土の区市町村と同じ料金メニューにはならないため、申し込み先に住所で確認してください。
リミックスでんきは島しょ部、オクトパスエナジーは一部離島を提供エリアから外しています。
- 契約しているプラン名(従量電灯Bなど)
- 契約アンペア(20A・30A・40Aなど)
- 直近1年の月ごとの使用量(kWh)
- お客さま番号と供給地点特定番号(申し込みで使う)
東京電力の従量電灯Bは11月1日にこう変わる
東京の家庭の大半が契約している東京電力エナジーパートナーの料金は、2026年11月1日に変わります。
きっかけは送配電の費用(託送料金)の見直しで、規制料金の従量電灯Bだけでなく自由料金の単価も対象です。
従量電灯Bでは基本料金が大きく上がり、電力量料金は1kWhあたり0.05円の上げ幅です。
| 従量電灯B(税込) | 2026年10月時点 | 2026年11月1日から |
|---|---|---|
| 基本料金 10A | 311.75円 | 392.06円 |
| 基本料金 30A | 935.25円 | 1,176.18円 |
| 基本料金 60A | 1,870.50円 | 2,352.36円 |
| 〜120kWh | 29.80円 | 29.85円 |
| 120〜300kWh | 36.40円 | 36.45円 |
| 300kWh超 | 40.49円 | 40.54円 |
単価は燃料費調整額と再エネ賦課金を含みません。
出典は東京電力エナジーパートナー「低圧料金の見直し」と、同社の従量電灯Bのページです。
30A・月300kWhで計算すると、10月時点の単価では約11,063円、11月以降の単価では約11,319円で、月に約256円上がります。
このうち約241円が基本料金の差です。
アンペアが大きい家ほど上がり幅も大きい
基本料金は10Aあたりの金額で決まるため、契約アンペアが大きい家ほど値上がり分が増えます。
| 契約と使用量 | 10月時点の単価で計算 | 11月1日以降の単価で計算 | 差 |
|---|---|---|---|
| 20A・150kWh | 約5,292円 | 約5,460円 | 約168円 |
| 30A・250kWh | 約9,243円 | 約9,497円 | 約253円 |
| 40A・400kWh | 約15,424円 | 約15,765円 | 約341円 |
| 50A・500kWh | 約19,785円 | 約20,211円 | 約427円 |
表の金額に入れたのは基本料金と電力量料金の2つだけです。燃料費調整額、再エネ賦課金、国の値引きは加えていません。
20Aと30A以上のアンペアの金額は、公式の10Aあたりの単価(10月時点311.75円、11月以降392.06円)から求めています。
家族が増えて40A・50Aに上げている家は、月に300〜400円台の値上がりになるため、アンペアを下げられないかもあわせて見直すと効果があります。
燃料費調整額の上限があるのは規制料金だけ
東京電力の電気はLNGなど輸入燃料で発電する割合が高く、その輸入価格の上下を毎月の単価に反映させるのが燃料費調整額です。
東京電力の従量電灯Bのような規制料金には上限があり、燃料がどれだけ高くなっても調整額はそこで止まります。
自由料金のプランや多くの新電力には上限がなく、燃料価格が跳ね上がった年は、普段安いプランのほうが高くなることがあります。
値引きの終了も重なる
都内の家庭の夏の請求には、国の電気・ガス料金支援として7月使用分と9月使用分に1kWhあたり3.5円、8月使用分に4.5円の値引きが入っていました。
申し込み不要で自動的に引かれていたため、11月以降の請求で上がり方が大きく見えるかもしれません。
基本料金の見直しと値引きの終了は別の理由なので、請求額が上がった理由を分けて考えると、乗り換えで下げられる部分が見えてきます。
使用量別に東京電力とオクトパスエナジーを計算する
公式の単価から、東京電力の従量電灯B(11月1日以降)と、オクトパスエナジーのグリーンオクトパス(2026年10月1日実施)を計算しました。
グリーンオクトパスの基本料金は1日あたりの金額なので、30日分で計算しています。
| 想定 | 東京電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | 差 |
|---|---|---|---|
| 一人暮らし 20A・150kWh | 約5,460円 | 約3,887円 | 約1,573円 |
| 二人暮らし 30A・250kWh | 約9,497円 | 約6,771円 | 約2,726円 |
| 家族 30A・300kWh | 約11,319円 | 約8,028円 | 約3,291円 |
| 家族 40A・400kWh | 約15,765円 | 約11,251円 | 約4,514円 |
この差額は基本料金と電力量料金だけを足した数字で、燃料費調整額と再エネ賦課金を入れると順番が変わることもあります。
再エネ賦課金はどの会社も同じ単価ですが、燃料費調整額は会社ごとに基準が違い、グリーンオクトパスは基準平均燃料価格44,200円/kLで計算されます。
実際の請求額の差は月によって表より小さくなることも大きくなることもあるため、最終判断は各社のシミュレーションで燃料費調整額まで入れて行ってください。
計算のしかた
東京電力の側は、11月以降の30Aの基本料金1,176.18円に、最初の120kWh分(29.85円)と残り180kWh分(36.45円)の電力量料金を足したものが300kWhの金額です。
グリーンオクトパス側は、30日分の基本料金1,107円(36.90円×30日)に、120kWh分を19.95円、残り180kWh分を25.15円で掛けた金額を足しています。
自分の検針票の使用量で計算するときは、120kWhと300kWhの境目で単価が変わる点に注意してください。
基本料金0円の2社は単価が日々動く
リボンエナジーとリミックスでんきは、基本料金がない代わりに、単価の一部が30分ごとの市場価格で決まる市場連動型です。
市場価格は日によって変わるため、上の表のように1つの金額で示すことができません。
東京エリアの固定部分の単価は、リボンエナジーが1kWhあたり22.00円、リミックスでんきが17.61円で、これに市場価格に連動する部分が加わります。
リボンエナジーの割引はいくらになるか
市場連動型でも、割引の金額は使用量から計算できます。
リボンエナジーのファミリー割引は、全エリア共通で次の金額が1kWhごとに引かれます。
| 世帯人数 | 1kWhあたりの割引 | 月250kWhの場合 |
|---|---|---|
| 1人 | 0.11円 | 27.5円 |
| 2人 | 0.22円 | 55円 |
| 3人 | 0.33円 | 82.5円 |
| 4人 | 0.44円 | 110円 |
| 5人以上 | 0.55円 | 137.5円 |
出典はリボンエナジー「ファミリー割引」です。
割引は申し込んで承諾されると適用され、不正な申し込みで割引が取り消された場合は、それまでの割引額の全額を違約金として請求されると定められています。
キャンペーンの1kWhあたり0.55円の割引は、月250kWhなら6か月で825円の計算です。
東京都で比べたい電力会社4社
23区でも多摩地域でも東京電力エリアの単価は同じなので、下のツールに郵便番号と毎月の電気代を入れれば、都内の住所で契約できるプランの年間料金が出ます。
電力会社の乗り換え診断ツール
3つの診断をタブで切り替えられます。知りたいことに近いタブを選んでください。
あなたに合う電力会社をかんたん診断
郵便番号・世帯人数・電気代の3項目で、おすすめプランと年間料金を比較できます
3項目を入力して「無料で診断する」を押すと、この場所に診断結果が表示されます。
- 郵便番号から都道府県と電力エリアを判定します
- 世帯人数と電気代から年間の使用量を推定します
- エリアで契約できるプランの年間料金を試算して並べます
※実際の料金は契約内容・燃料費調整額・使用状況によって異なります。申込前に各社の公式サイトで最新の単価と適用条件をご確認ください。
現在の契約と候補プランを年間料金で比較
今の契約内容と使用量から、1年間の総額・節約額・切り替え時の注意点をまとめて確認できます
入力するとこの場所に結果が出ます
- 月別電気料金の折れ線グラフで、今の契約と候補プランの差が季節ごとにわかります
- 年間総額・節約額のほか、解約金・最低利用期間・料金タイプまで並べて比較します
- 時間帯別プランや市場連動プランのように3〜4項目では精度が出ないものは、理由を書いて除外します
単価・燃料費調整・再エネ賦課金はエネカエが収集した公式資料の値を使っています。確認日と出典URLは結果の下に表示します。
※燃料費調整額・市場価格・政府支援・実際の使用状況によって請求額は変動します。申込前に各社の公式サイトで最新の単価と適用条件をご確認ください。
希望条件から電力会社を絞り込み
解約金・料金タイプ・オール電化・セット割を選んで、条件に合うプランを探せます
データを読み込んでいます…
※ 年間料金は入力条件をもとにした試算です。料金・割引・解約条件は契約時期や適用条件によって異なります。申込み前に必ず公式情報を確認してください。
おすすめ1:東京電力(TEPCO)

東京電力エナジーパートナーは、関東エリアで規制料金の従量電灯A・B・Cを提供している会社です。
自由料金には、スタンダードS・L、プレミアムS・Lなどがあり、ガスとセットにすると電気料金から毎月102円(年間で約1,200円)が引かれるガスセット割もあります。
会員サイト「くらしTEPCO web」に登録すると、くらしTEPCOポイントが貯まります。
従量電灯Bは燃料費調整額に上限がある規制料金で、燃料価格が急に上がった年でも調整額はそこで止まります。
使用量別の計算では新電力より高くなりましたが、燃料価格が高騰した時期の上がり方を抑えたい人には、規制料金のまま契約を続ける理由があります。
東京電力のプランの違いと、関東エリアの範囲は、こちらで詳しく確認できます。

おすすめ2:リボンエナジー

リボンエナジーは、基本料金と燃料費調整額がない新電力で、東京エリアの固定従量料金単価は1kWhあたり22.00円です。
これに30分ごとの市場価格に連動する変動従量料金と、再エネ賦課金が加わります。
家族の人数で1kWhあたり0.11〜0.55円下がるファミリー割引のほか、マイホーム、ペット、オール電化、太陽光、蓄電池、EVの割引があり、申し込んで承諾されれば適用されます。
本サイト経由で申し込んだ人を対象に、6か月間1kWhあたり0.55円を引くキャンペーンの案内が公式サイトに出ています。月300kWhの都内の家庭なら6か月で約990円ですが、終了日は未定で予告なく変わることがあります。
初期費用、解約金、契約期間の縛りはありません。
料金の仕組みと割引の条件は、こちらで詳しく確認できます。

おすすめ3:オクトパスエナジー

運営するTGオクトパスエナジー株式会社は、都内の家庭に都市ガスを供給している東京ガスと、英国のOctopus Energyが出資してつくった会社です。
都内の家庭に適用される東京エリアのグリーンオクトパスは、2026年10月1日の改定後、30Aの基本料金が1日36.90円で、電力量料金は19.95円(120kWhまで)、25.15円(300kWhまで)、28.54円(300kWh超)の3段階です。
東京電力の従量電灯Bと違って、グリーンオクトパスの燃料費調整額には料金表を見る限り上限が設けられていません。
基本料金も燃料費調整額もなく12か月単価を固定するシンプルオクトパスもあり、12か月後は自動でグリーンオクトパスに切り替わります。
東京ガスの供給エリアではガスも申し込めるため、都市ガスの家はガスと合わせた総額で比べられます。
解約金や契約期間の縛りはありません。
5つのプランの違いと、改定後の料金は、こちらで詳しく確認できます。

おすすめ4:リミックスでんき

都内で契約しているリミックスでんきの契約先は、2026年10月1日の会社分割で株式会社リミックスポイントから株式会社リミックスでんきに移りました。
契約中の人の料金や支払方法は変わらず、手続きも不要と案内されています。
家庭向けのStyleプラスには基本料金がなく、都内の家庭の電力量料金は、東京エリアの固定従量料金単価17.61円/kWhと、30分ごとの市場価格で動く電源調達料金を足した額になります。
当日〜翌日の30分ごとの単価を確認できる「でんきアラート」で、単価の安い時間に家事をまとめられる家に向きます。
都内に多い一括受電のマンションのほか、契約容量30A未満、新築物件、オール電化住宅も申し込みの対象外です。
解約手数料は0円です。
電源調達料金がどの市場価格で決まるのかと、一括受電や30A未満の住まいが対象外になる理由は、こちらで確認できます。

夏の冷房と市場連動型の付き合い方

気象庁の平年値(1991〜2020年)では、東京の8月の平均気温は26.9℃、日最高気温の平均は31.3℃です。
1月の平均気温は5.4℃で、暖房より冷房で使用量が増える家が多いのが東京の特徴です。
出典は気象庁「平年値(東京)」です。
猛暑日の夕方は市場価格が上がりやすい
市場連動型の単価は、電気の需要が多い時間に高くなる傾向があります。
夏の夕方は冷房と帰宅後の家事が重なるため、この時間に冷房を止められない家は、市場連動型の安さを生かしにくくなります。
2021年1月に市場価格が高騰したとき、電力・ガス取引監視等委員会は市場連動型プランの契約者に向けて、請求額が大きく増える可能性について注意喚起を出しています。
在宅勤務の家は昼の使い方を見る
在宅勤務で日中もエアコンを使う家は、昼間の使用量が多くなります。
市場連動型を選ぶなら、単価が安い時間を毎日確認して、洗濯や食洗機をその時間に回せるかを考えてください。
確認する手間をかけたくない家は、固定単価のプランのほうが請求額を読みやすくなります。
ガスとまとめるか、電気だけ替えるか
都市ガスを使っている家では、電気とガスを同じ会社にまとめる選び方もあります。
まとめると得になる場合
東京電力はガスとセットにすると電気料金から毎月102円が引かれ、オクトパスエナジーは東京ガスの供給エリアでガスも申し込めます。
東京ガスの電気(さすてな電気)を選ぶ方法もあり、請求を1つにまとめたい家には便利です。
ただし、セット割の金額より電気の単価の差のほうが大きいことも多いため、セット割を入れた総額と、電気だけ替えた総額の両方を出してください。
東京ガスの電気の料金と注意点は、こちらで詳しく確認できます。

プロパンガスの家は電気だけで比べる
都内でもプロパンガスを使う建物では、都市ガスとのセット割は使えません。
この場合は、電気の総額だけで比べてください。
一人暮らしの部屋で選ぶときの考え方
一人暮らしの部屋は使用量が少ないため、基本料金の比重が大きくなります。
20A・月150kWhの計算では、東京電力の約5,460円のうち、11月以降の基本料金784.12円が約14%を占めます。
アンペアで候補が変わる
20A以下の部屋はリミックスでんきに申し込めないため、基本料金のないプランを選ぶならリボンエナジー、固定単価ならグリーンオクトパスが比べる相手になります。
30A以上の部屋なら、3社すべてを同じ使用量で比べられます。
引っ越しが多い人は解約条件を見る
学生や転勤の多い人は、解約金と引っ越しの連絡期限を確認しておくと手間が減ります。
新電力3社は解約金がなく、リボンエナジーは引っ越しで解約するとき最終使用日の7営業日前までの連絡が必要です。
一人暮らし向けの選び方は、こちらで詳しく確認できます。

東京電力のままで見直す場合
乗り換えずに東京電力のまま電気代を下げる方法もあります。
契約アンペアを下げると基本料金が変わる
11月1日以降の従量電灯Bでは、基本料金が10Aにつき月392.06円なので、都内の40A契約を30Aに落とせばそれだけで月392.06円下がります。
30Aから20Aに下げれば月392.06円、1年で約4,705円の差になります。
ただし、電子レンジとエアコンとドライヤーを同時に使うとブレーカーが落ちやすくなるため、同時に使う家電の数を数えてから決めてください。
アンペア変更の手続きや費用の有無は、契約先に確認が必要です。
受付を終えたプランを契約中か確かめる
東京電力エナジーパートナーでは、スタンダードXやプレミアムプラン(スマート契約)などが新規受付を停止しており、2016年3月31日に受付を終えた旧メニューもあります。
こうしたプランを契約中の家が別のプランや会社に変えると、元のプランには戻れません。
検針票のプラン名を確かめ、受付終了のプランなら、今の単価と乗り換え先の単価を8月の使用量で比べてから決めてください。
使用量はくらしTEPCO webで確かめる
紙の検針票が届かない家は、会員サイトのくらしTEPCO webで月ごとの使用量を確認できます。
1年分の使用量が分かれば、8月と1月のどちらが多いか、夏と冬で何kWh違うかが見えて、比べる月を決めやすくなります。
どんな家にどの会社が合うか
ここまでの条件を、家の状況ごとにまとめます。
| 家の状況 | まず比べたい候補 | 理由 |
|---|---|---|
| ワンルーム・20A以下 | リボンエナジー、グリーンオクトパス | リミックスでんきは30A未満で申し込めない |
| 二人暮らし・30A・夕方以降の使用が多い | グリーンオクトパス、東京電力の従量電灯B | 単価が固定で、夏の請求額を読みやすい |
| 在宅勤務・昼に家事をまとめられる | リミックスでんき、リボンエナジー | 市場価格の安い時間に使える |
| 家族・都市ガスの家 | 東京電力のガスセット割、オクトパスエナジーの電気とガス | 電気とガスの総額で比べられる |
| オール電化 | オール電化オクトパス、リボンエナジーのオール電化割引 | リミックスでんきはオール電化住宅で申し込めない |
| 燃料価格の上昇が心配 | 東京電力の従量電灯B | 燃料費調整額に上限がある |
太陽光発電がある家
都内の戸建てで太陽光発電を載せている家は、昼に自家消費する分が増えるため、夜の単価と売電の条件で比べます。
オクトパスエナジーには太陽光のある家向けのソーラーオクトパスがあり、リボンエナジーには太陽光割引と蓄電池割引があります。
売電の契約先を変えるかどうかで条件が変わるため、申し込む前に各社に売電の扱いを確認してください。
シンプルオクトパスを選ぶかどうか
シンプルオクトパスは基本料金も燃料費調整額もなく、1kWhあたりの単価が12か月固定されるプランで、公式は月平均250kWhを目安としています。
公式サイトでは、燃料費調整単価が下がればグリーンオクトパスのほうが割安になる可能性があるとも説明しています。
単価は公式ページで確認できなかったため、申し込む前に見積もりで確かめてください。
乗り換えの手順
今の住まいのまま東京電力から新電力に替えるなら、やることは新しい会社への申し込みだけです。
東京電力への解約連絡は原則として不要で、新しい会社が切り替えの手続きの中で進めます。
- 一括受電でないか、契約アンペアが何Aかを確認する
- 検針票で使用量がいちばん多い月(多くは8月)を選ぶ
- その使用量で2〜3社の総額を、燃料費調整額まで入れて試算する
- 公式サイトでお客さま番号と供給地点特定番号を入れて申し込む
- 切り替え日の連絡を待つ
切り替わる日はオクトパスエナジーの場合、手続き完了後の最初の検針日で、申し込みから通常1〜2か月と案内されています。
リボンエナジーのほうは早く、申し込みから7日程度で切り替わるのが目安です。
電気を家まで届ける設備は東京電力パワーグリッドのままなので、切り替えで停電することはなく、スマートメーター設置済みなら工事や立ち会いも原則不要です。
災害で停電したときの復旧はどの会社でも同じ
台風や大雨で停電したときに電線を直すのは、契約している電力会社ではなく東京電力パワーグリッドです。
新電力と契約していても、復旧の順番や早さが変わることはありません。
停電の状況は東京電力パワーグリッドの停電情報で確認でき、料金の問い合わせは契約している会社に連絡します。
勧誘でその場で契約しない
都内では電話や訪問で「必ず安くなる」と電気の切り替えを勧める業者もいますが、その場で検針票を見せたり契約書にサインしたりしないでください。
すでに契約してしまった、しつこく勧誘されるという場合は、消費者ホットライン(188)か電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口に連絡してください。
乗り換えの流れは、こちらで詳しく確認できます。


FAQ(よくある質問)
東京で一人暮らしならどの電力会社が安いですか?
- 使用量と契約アンペアで変わります。20A以下ならリミックスでんきは申し込めないので、基本料金のないリボンエナジーか固定単価のグリーンオクトパスを東京電力と同じ使用量で比べてください。
東京ガスと東京電力はどちらが得ですか?
- 電気とガスをまとめたときの総額で決まります。都市ガスの家庭が多い東京では、東京電力にまとめたときの割引(電気料金から毎月102円)と、電気だけを別の会社にして単価差で下げたときの金額を、同じ使用量で並べて比べてください。
東京電力の11月の値上げで請求額はいくら上がりますか?
- 30A・月300kWhなら基本料金と電力量料金の合計で月約256円上がります。燃料費調整額や国の値引き終了の影響は別に加わります。
マンションでも電力会社を替えられますか?
- 住戸ごとに東京電力などと契約している建物なら替えられます。都内に多い一括受電のマンションは住戸単位の契約ができないので、検針票の発行元が管理会社や一括受電の事業者なら、先に管理会社へ契約の形を聞いてください。
伊豆諸島や小笠原でも新電力に申し込めますか?
- 東京都の島しょ地域は本土と扱いが違い、リミックスでんきは島しょ部・オクトパスエナジーは一部離島を対象外にしています。住所で申し込めるかを各社に問い合わせてください。
新電力に替えると停電しやすくなりますか?
- なりません。電線や電柱は東京電力パワーグリッドの設備のままで電気の質も復旧の順番も変わりません。
市場連動型プランはやめたほうがよいですか?
- 単価の安い時間に家事をずらせる家なら使いこなせます。夏の夕方に冷房を止められない家や毎日単価を確認したくない家は固定単価のほうが向いています。
まとめ
東京都で電力会社を選ぶときは、一括受電かどうか、契約アンペア、使用量の3つを先に確かめると候補がすぐに絞れます。
東京電力は2026年11月1日に基本料金を中心に値上げし、30Aで基本料金が月1,176.18円になります。
燃料費調整額を除いた計算では、グリーンオクトパスは東京電力の従量電灯Bより安くなりましたが、燃料費調整額の基準が違うため、最後は燃料費調整額まで入れた総額で比べてください。
基本料金のないリボンエナジーとリミックスでんきは、夏の夕方に電気を使う時間をずらせる家に向き、20A以下の部屋ではリミックスでんきに申し込めない点に注意が必要です。
燃料価格が高い時期の上がり方を抑えたい人には、上限のある東京電力の規制料金という選択肢もあります。



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